「犯罪被害者週間山梨大会」初めて南アルプス市で開催

犯罪の被害にあった人などへの支援や理解を呼びかける「犯罪被害者週間山梨大会」が初めて南アルプス市で開かれました。

「犯罪被害者週間山梨大会」は、犯罪被害などが置かれている状況を理解してもらおうと、今月25日から始まっている「犯罪被害者週間」にあわせて警察庁や県などが初めて開き、南アルプス市の会場には犯罪の被害にあった人を支援する県内の関係者などおよそ250人が集まりました。
はじめに県警の小柳津明 本部長が「一人一人のニーズに寄り添った支援には警察だけではなく、県民の理解と協力が重要だ。社会全体で犯罪被害者を支える機運が醸成されることを期待する」とあいさつしました。
このあと27年前に当時大学生の長男が暴行を受け、3年後に亡くなった京都府の犯罪被害者支援アドバイザー、岩城順子さんが講演しました。
岩城さんは、当時、支援制度が不十分で周囲の理解も得られないなか、仕事を辞めて長男の介護を続けた経験を語りました。
そして「被害者に関心を持ち理解を深めることが安心安全なまちづくりにつながる。加害者よりも被害者が大切にされる社会になってほしい」と訴えました。
犯罪の被害者やその家族への支援をめぐっては、県は昨年度、支援を強化する新たな条例を制定するなど、県内でも取り組みが進んでいます。
県の県民生活安全課の相原靖志課長は「関係機関と連携するなかで被害者に寄り添った支援をしていきたい」と話していました。