保育所利用せず育児行う世帯に現金給付 富士河口湖町

富士河口湖町は、子育て支援の充実に向けて、保育所などを利用せずに育児を行う1歳から3歳までの子どもがいる世帯を対象に、新年度から子ども1人につき1か月当り2万円を給付することを決めました。

県内では、複数の自治体が学校給食費の無償化を導入するなど子育てを支援する取り組みが各地で進められています。
このうち、富士河口湖町では保育所などを利用せずに育児を行う1歳から3歳までの子どもがいる世帯を対象に、新年度から現金を給付することを決めました。
給付額は、1歳から3歳までの子ども1人につき1か月当り2万円で、町によりますと、対象となる子どもはおよそ260人いるということで世帯の所得制限はないということです。
町は「こうした取り組みは県内で初めてではないか」としています。
このほか、町内の3歳未満の子どもの保育料を無償化する事業も新年度から始めることにしていて、富士河口湖町は「子育て支援のさらなる充実に向けて、町独自の事業を始めることにした。県内でも人口減少が指摘されるなか、将来を見据えた取り組みを進めたい」としています。