県内最大規模 植木の初競り 富士河口湖町
県内で最大規模となる植木の初競りが富士河口湖町で行われ、2日朝、市場では威勢のよいかけ声とともに植木が次々と競り落とされました。
富士河口湖町で30年前から植木を扱う市場では、毎年、春と秋に植木の競りを行っています。
ことしは2日が初競りで、会場には県内外から出荷された梅や桃などの植木が例年より3割多い4000本近く並びました。
競りを前に、山梨や静岡などの造園業の担当者およそ150人は目当ての植木を探すと、じっくりと品質を見定めていました。
午前10時に競りが始まると、威勢のよいかけ声にあわせて参加者が指で金額を示し、次々と植木が競り落とされていきました。
市場によりますと、ことしはアウトドアブームなどの影響で植木の需要や出荷量が例年より多くなっていて、市場の競りは6月下旬まで続くということです。
植木市場の後藤久社長は「ことしもこの時期がきてわくわくしています。緑を扱う業界なので多くの人に喜んでもらえるような年にしたいです」と話していました。