トルコ南部大地震 被災者に寝袋を送る作業進む 富士河口湖町
4万人以上の死亡が確認されているトルコ南部の大地震を受け、山梨県富士河口湖町のNPO法人は、全国から寄せられた寝袋を現地に送る作業を急ピッチで進めています。
トルコ南部のシリア国境近くで今月6日に発生した大地震では、亡くなった人が両国で合わせて4万人を超えています。
これを受けて登山家の野口健さんが代表を務める、災害支援などを行うNPO法人「ピーク・エイド」などは、被災した寒さが厳しい地域の人たちに暖かく眠ってもらおうと、寝袋を送ることにしました。
今月8日からホームページで寄付を呼びかけたところ、富士河口湖町の事務所には全国から1500個近くが寄せられたということで、16日はボランティアなどおよそ20人が寝袋を発送用の段ボールに入れてトラックに運び込んでいました。
NPO法人によりますと、寝袋を現地に送る手段を模索していたところ、トルコ大使館から受け入れの連絡があったということで、いち早くキャンプ用品メーカーから寄付された2000個は17日にかけて現地に届くほか、残りの寝袋は来週中にはトルコに送り届けられる予定だということです。
野口さんは「日本での一日と被災地の一日は違う。寒さで眠れない日が続くと心身ともに疲れてしまうので、災害関連死を防ぐためにも一刻も早く寝袋を届けたい」と話していました。