写真愛好家が富士山テーマに撮影した展示会 富士河口湖町

全国各地の写真愛好家が富士山をテーマに撮影した写真の展示会が富士河口湖町で開かれています。

「富士山写真大賞展」は、富士河口湖町の河口湖美術館で毎年この時期に開かれていて、県内外から寄せられた富士山をテーマにしたおよそ1000点の写真のうち、受賞作品50点が展示されています。
このうち、金賞に選ばれた島田穣さんの「怒濤」は、シャッターを開いたままにする「長時間露光」の技法で撮影され、荒々しい様子の雲海と雄大な富士山の山頂をおさめた作品です。
また、銀賞に選ばれた宮崎泰一さんの「新緑に囲まれて」は、春に静岡県富士宮市にある田貫湖から撮影した作品で、富士山の山頂から昇る朝日と鮮やかな新緑が印象的です。
このほか、草をはむ牛の背景にそびえる富士山をとらえたものや、ふもとの富士吉田市から仰ぎ見るように撮影した迫力のある作品なども展示されています。
河口湖美術館の相澤利美館長は「優劣のつけがたいすばらしい作品ばかりなので、さまざまな富士山の魅力を多くの人に楽しんでもらいたいです」と話していました。
富士山写真大賞展は河口湖美術館で3月26日まで開かれています。