ふるさと山梨郷土学習コンクール 早川町の中学生が大賞

県内の小中学校生に郷土への愛着や誇りを育んでほしいと毎年行われている、ふるさと山梨郷土学習コンクールで早川町の中学生が最高賞の大賞を受賞しました。

県教育委員会などが行っているふるさと山梨郷土学習コンクールは今年度で15回目となり、入賞作品は笛吹市にある県立博物館に展示されています。
このうち中学生部門では、1352点の応募の中から早川町立早川中学校2年生の上原梅音さんが、ふるさと山梨大賞を受賞しました。
早川町の奈良田地区に住んでいる上原さんは、この地区で昭和30年代まで行われていた山の斜面を焼いて行う焼畑農業に興味を抱いたということです。
そして、調べた内容を「奈良田の焼畑〜農業という枠を超え築いてきた文化」と題して10枚のレポートにまとめて応募しました。
上原さんは「焼畑では植物が成長する時に吸収し、焼くときに放出するので二酸化炭素についてはプラスマイナスゼロで、化学肥料を使わないので持続可能な農業だと思いました。また、焼畑を通して奈良田地区に歌や民謡が育まれてきた文化があることが分かりました」などと話していました。
ふるさと山梨郷土学習コンクールの入賞作品の展示は、県立博物館で来月20日まで行われています。