山中湖村で「山中湖の水質から考えるSDGs」勉強会

SDGs、国連が定める持続可能な開発目標について湖の現状から考える勉強会が山中湖村で開かれました。

「山中湖の水質から考えるSDGs」と題した勉強会は山中湖村が開き、会場の公民館には村内外からおよそ60人が集まりました。
勉強会では講師を務めた富士山科学研究所の研究員が山中湖の現状について、水深が深い中心部などでヘドロが堆積していることを水中ドローンの映像を見せながら紹介したほか、温暖化などの影響で30年ほど前から水質悪化にもつながる富栄養化が加速していると説明しました。
このあと、湖を守るためにどんな取り組みができるのか講師たちによるパネルディスカッションが行われ、ヘドロの原因となる有機物が湖に入らないよう清掃や除草活動を進めることが有効ではないかといった意見が出され、参加者はメモを取りながら聞いていました。
参加した村内の80代の女性は「湖の現状について大変勉強になりました。山中湖を守るために今後もできることを続けていきたいです。」と話していました。
村の村未来政策課の橋本潔課長は「関心のあるテーマで参加者の反応も良かった。SDGsの達成に向け普段の生活でできることから始めてほしい」と話していました。