高知県内の政党など去年1年間に集めた政治資金 前年を上回る

去年1年間に高知県内の政党の支部や政治団体が集めた政治資金は収入・支出ともに7億円余りと、いずれも前の年を上回りました。
高知県選挙管理委員会は参議院選挙に加えて統一地方選挙への準備が活発化したことが考えられるとしています。

高知県選挙管理委員会は、県内の738の政党支部と政治団体が提出した政治資金収支報告書を公表しました。

それによりますと、政治資金の収入はあわせて7億3516万円で、前の年に比べて10.7%増えました。

内訳は、
▽政党本部から配られる「交付金」が最も多く、2億8369万円。次いで、
▽個人や企業などからの「寄付」が2億8092万円
▽政治資金パーティーなどの「事業収入」が8250万円などとなっています。

政党別に見ますと、
▽共産党が2億2770万円と最も多く、次いで、
▽自民党が1億5465万円
▽公明党が3512万円
▽立憲民主党が2943万円
▽国民民主党が1210万円
▽社民党が449万円
▽参政党が74万円となっています。

また、支出は7億2710万円で、前の年よりも率にして14.4%増えました。

これについて高知県選挙管理委員会は去年の参議院選挙に加え、ことし4月の統一地方選挙への準備が活発化したことが考えられるとしています。

政治資金収支報告書は高知県選挙管理委員会のホームページで公開されています。