鏡ダムの取水制限を全面解除 大渡ダムでは取水制限続く

高知市の主な水源になっている鏡ダムは、10月から雨の少ない状況が続いたため取水制限が行われていましたが、先週、雨が降ったことで貯水率が回復したことから20日、取水制限が全面的に解除されました。

高知市を流れる鏡川の上流域では、10月から雨の少ない状況が続いたため鏡ダムの貯水率が、一時、37.72%まで落ち込んだことから、高知県などでつくる鏡川渇水調整協議会は、ダムの下流に流れる水の量を50%減らす取水制限を行っていました。

県によりますと、11月16日から17日にかけて上流域で雨が降ったことで、鏡ダムに流入する水の量が増加し、貯水率は、20日午前8時の時点で91.52%まで回復したということです。

このため協議会は、20日午前9時に、取水制限を全面的に解除しました。

一方、県内では仁淀川町の大渡ダムで取水制限が続いているほか、雨が少ない地域があることから、県は、引き続き節水を呼びかけています。