とうもろこしの収穫最盛期 生産者による直売も始まる 南国市

果物のような甘みが特徴のとうもろこしの収穫が高知県南国市で最盛期を迎え、生産者による直売も始まりました。

とうもろこしの一種、「ゴールドラッシュ」はブドウやメロンのような甘さが特徴で、南国市の長岡地区で収穫の最盛期を迎えています。

このうち伊尾木健さんの3ヘクタールの畑では、糖度が一番高くなるとされる午前4時ごろからとうもろこしの収穫を行っています。

30日はあいにくの雨となりましたが、伊尾木さんたちは実が詰まっているか一つ一つ手で触って確認しながら手際よく収穫していました。

収穫したとうもろこしは、糖度計を使って甘さを確かめたり、選別作業を行ったりしたあと、畑に隣接する直売所で販売されました。

直売店が開く午前9時になると、多くの人が次々と訪れとれたてで新鮮なトウモロコシを買い求めていました。

土佐市から訪れた60代の女性は「すごく甘くておいしいので、毎年来ていますが、きょうは友人の分もあわせて20本買いました。うまみが増す気がするので、ゆでて食べたいと思います」と話していました。

生産者の伊尾木さんは「生でも十分食べられますし、レンジで加熱して食べるのもおすすめです。県外にいる家族に送ってくれる人もいれば、昔を懐かしんで食べる人もいると思います」と話していました。

南国市の直売所での販売は来月いっぱいまで行われます。