「らんまん」のモデル 牧野博士も通った自然を満喫 仁淀川町

来月から放送が始まる連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった植物学者、牧野富太郎博士が植物採集のために足しげく通った高知県仁淀川町で、豊かな自然を体感しようというイベントが開かれました。

高知県が開いたこのイベントには、「らんまん」に出演する高知出身の俳優、中村里帆さんもゲストとして参加しました。

県内外から集まった20人の参加者は、まず、中村さんとともに、清流・仁淀川を見下ろせることでも人気の「花の里公園」を訪れました。

参加者たちは、地元の観光ガイドから、「らんまん」の主人公のモデルとなった牧野博士が、このあたりに植物採集のために足しげく通っていたと説明を受けながら、菜の花が咲き誇る公園内を散策して回りました。

また、中村さんも、地元の人の案内で早咲きのサクラなどを観察し、公園の建物の壁に記念のサインを書き入れていました。

この後、参加者たちは、つぼみの形がひょうたんに似ている、町自慢の「ひょうたん桜」を見て回るなど、牧野博士も通った仁淀川町の自然を満喫していました。

俳優の中村里帆さんは、「高知のサクラを見るのは久しぶりでしたが、全身で春を感じられました。ドラマをきっかけに高知の素敵な自然がもっと知られるようになってほしいです」と話していました。