連続テレビ小説『らんまん』放送前に安芸市の伊尾木洞を清掃
高知などを舞台にした連続テレビ小説『らんまん』の放送が来月から始まるのにあわせ、安芸市の観光地、伊尾木洞の周辺では、観光客を気持ちよく迎え入れようと保存会や地元の人たちが清掃活動を行いました。
安芸市にある伊尾木洞は、海底が隆起してできた地層が谷筋を流れる水で浸食されてできた洞窟で、高知などを舞台に来月から始まる連続テレビ小説『らんまん』の撮影も行われました。
12日は、保存会のメンバーや地元の住民など60人余りが洞窟の周辺の清掃活動を行いました。
清掃活動は、毎年5月の大型連休前と秋の紅葉シーズンの2回行われていますが、ことしは『らんまん』の放送にあわせ、多くの観光客が来ると予想されることから前倒しして行われました。
参加者は3時間ほどかけて、訪れた人が歩きやすいように石を取り除いたり、落ち葉を手で拾い集めたりしました。
清掃に参加した男性は「ドラマを見た人は伊尾木洞の自然の美しさをぜひ見にきたいと思ってくれると思う。『らんまん』をきっかけに安芸市や高知県のよさを知ってほしい」と話していました。
伊尾木洞あなごう保存会の佐々木邦和会長は「ことしは『らんまん』が始まる前に清掃活動をしたいと前倒ししました。多くの人に神秘と癒やし、ロマンの漂う伊尾木洞に来てほしい」と話していました。