園児たちがしいたけの「駒打ち」作業を体験 本山町
原木しいたけの栽培が盛んな本山町で地元の保育所の園児たちが、しいたけの菌を原木に打ち込む「駒打ち」と呼ばれる作業を体験しました。
本山町の原木しいたけは、肉厚でしっかりとした食感が特長で、JA高知・本山支部が地元の農産物に関心を持ってもらおうと、毎年、町内の子どもたちに作業の体験会を開いています。
19日、町内の本山保育所で行われた体験会には、5歳から6歳の子どもたち16人が参加しました。
子どもたちが体験したのは、しいたけの菌を原木に打ち込む「駒打ち」と呼ばれる作業です。
子どもたちは生産者から指導を受けながら、クヌギやコナラの原木に開けられた穴にしいたけの菌を繁殖させた「種駒」と呼ばれる木片を入れてハンマーでトントンと打ち込んでいきました。
「駒打ち」をした原木は、子どもたちが自宅に持ち帰って栽培を行い、順調に育てば来年の秋ごろに収穫できるということです。
参加した女の子は、「ハンマーでたたいて、種駒が引っ込むところが楽しかったです。しいたけはとても好きなので、おいしくなるように優しく育てたいです」と話していました。