「天空の城」竹田城跡で今シーズンの山開き 朝来市

「天空の城」とも呼ばれる朝来市の国の史跡「竹田城跡」で山開きが行われ、登山者らが石垣が作り出す景観を楽しみました。

朝来市和田山町の竹田城跡は、標高およそ350メートルの山頂に、400年以上前に築かれた石垣が残り、まるで空の上にそびえ立つように見えることから「天空の城」と呼ばれ多くの人に親しまれています。
冬の間は、積雪や路面の凍結による事故の防止のため入山が規制されていましたが、3月1日の朝8時に解除されました。
早速、登山者が訪れ、大手門では武士や姫の姿にふんした市の職員たちが出迎えていました。
1日は、朝から晴れ間が広がり、登山者らは石垣と山の自然が作り出す雄大な景観を楽しんでいました。
茨城県から家族と訪れた60代の女性は、「想像していたより迫力があり感動しました」と話していました。
朝来市観光協会の北村碧さんは、「竹田城跡は秋の雲海で有名ですが、春の桜や初夏の新緑など季節を通して楽しめます。多くの人に来てもらいたい」と話していました。
竹田城跡では、桜の開花を迎える3月31日から4月16日まで夜間のライトアップをするということです。