“映画の街”として栄えた宝塚市の歴史を振り返る企画展

かつて“映画の街”として栄えた宝塚市の歴史を、写真やポスターで振り返る企画展が地元で開かれています。

宝塚市の中心街には、1951年に「宝塚映画製作所」が設立され、日本映画界を代表する監督や俳優が集ったほか、市街地には5軒の映画館が建ち並んでいました。
“映画の街”として栄えた宝塚市の歴史を振り返ってもらおうと、市立文化芸術センターで開かれている企画展では、終戦直後から1960年代頃までの映画のポスターや写真など200点あまりが展示されています。
このうち、映画のポスターが展示されているコーナーでは、初期の「ゴジラ」や「サザエさんの婚約旅行」など、懐かしい作品のポスターが並べられています。
また、市民から提供された1960年ごろの写真には、映画館の看板の前で笑顔を見せる親子が写っていて、「映画館にはよく行っていて、チャンバラのシーンで子どもが手を叩いていた」というコメントも添えられ、当時の風景を見て取ることができます。
宝塚市立文化芸術センターの山口由香さんは「宝塚といえば、歌劇というイメージを持つ方が多いのですが、宝塚の新しい歴史を見つけたり振り返ったりして、楽しんでいただきたいです」と話していました。
この企画展は、宝塚市立文化芸術センターで、今月26日まで開かれています。