ひまわりで出会い 市川町の小学校で児童が種付けた風船飛ばす
コロナ禍で人との出会いが少なくなる中、市川町の小学校で、児童たちが遠くの人との出会いを夢見て、ひまわりの種を風船に付けて飛ばしました。
「夢ふうせんプロジェクト」と名付けられたこの取り組みは、新型コロナの影響で、人とのつながりが希薄になる中、町の花「ひまわり」を通して、新たな出会いにつなげようと、市川町がおととしから行っています。
26日は、川辺小学校で、全校児童およそ200人が「拾ってくれてありがとう」など、思い思いのメッセージを書いて、校内で咲いたひまわりの種を貼り付けたカードを町の職員に風船に付けてもらっていました。
そして、グラウンドに出ると、同じ取り組みをしている瀬加小学校とオンラインでつなぎ、「どこまで届くか楽しみですね」などと声を掛け合ったあと、カウントダウンをして、風船を一斉に空に飛ばしました。
子どもたちは、空を見上げて、風船が見えなくなるまで見守っていました。
6年生の女子児童は「市川町がよい町だということを知る人が増えたらいいなと思って飛ばしました」と話していました。
去年は、和歌山市まで飛んだということで、町では、最も遠い所で風船を拾った人に卵や牛肉など町の特産品およそ1万円分を贈ることにしています。