ゴルフクラブの生産とゆかりがある市川町で子どもゴルフ教室
国内で初めて、ゴルフのアイアンヘッドの量産化に成功したと伝わる市川町で、夏休み中の子どもたちを対象にしたゴルフ教室が開かれました。
市川町は、昭和5年にゴルフで使うクラブのうち、アイアンヘッドの量産化に国内で初めて成功したとされていて、町の教育委員会と商工会などが協力して、毎年、子どもを対象にしたゴルフ教室を開いています。
29日は、小学3年から中学1年までの18人が町内のゴルフ場に集まり、経験別に5つの班に分かれて、指導する資格を持つプロなど講師からクラブの持ち方の説明を受けて練習を始めました。
初めの打撃練習では、子どもたちは、講師から「足を肩幅に開いて、両足とボールで三角形を作る」などの基本姿勢を教わり、打つごとに徐々に慣れて、遠くにボールを飛ばしていました。
このあと、パター練習場では、「力まずボールを押し出すように打つ」などの説明を受け、およそ3メートル先から打ってカップに入れる子どももいました。
最後に、子どもたちは、実際にコースに出てボールを打ち、ゴルフの楽しさを実感している様子でした。
5歳のころからゴルフをしている小学4年の女子児童は「腕の上げ方やアイアンのどこの部分で打ったらよく飛ぶかを教えてもらい、難しかったけど、うまくできてうれしかった」と話していました。