淡路市津名港の県有地のビル 県が行政代執行で撤去作業開始

兵庫県は、県が所有する土地にある淡路市津名港のビルなどについて、土地の使用料の支払いが滞っているうえ、ビルの所有者が撤去の命令に応じないことから、代わりに撤去する作業を始めました。

兵庫県が所有者に代わり撤去するのは、淡路市志筑の県の所有地に建てられた「フェリーセンタービル」とその駐車場です。
この土地は昭和47年にフェリー乗り場として県から使用を許可されましたが、乗り場の移転に伴って利用者が減少し、平成26年以降、年間200万円あまりの土地の使用料の納付が滞るようになりました。
このため、県は、おととし使用許可を取り消しましたが、その後もビルの所有者による土地の利用は続き、去年12月の撤去命令にも応じなかったことから、県が代わりに撤去する行政代執行を行うことになりました。
14日は県や市の職員、警察などおよそ50人が集まり、行政代執行を開始する宣言を読み上げたうえでビルの中に入りました。
中には、待合に使われていたとみられるいすのほか、冷蔵庫や座布団などが散乱し、職員らは状況を確認して、撤去に向けた準備を行いました。
兵庫県淡路県民局 洲本土木事務所の田中修平所長は「現在ここは不法占有となっていて、公益に反するので、やむをえず代執行を行います。安全第一で建物の除却を計画的に進めたい」と話していました。
県は来年2月ごろまでにビルを撤去し、撤去にかかるおよそ6000万円の費用はビルの所有者に請求する予定です。