三菱電機 兵庫県の伊丹製作所など全国15拠点で新たな不正

国内の複数の工場で製品の検査不正が明らかになっている三菱電機は、兵庫県の工場など全国15の拠点で、新たに101件の不正があったと明らかにしました。
国内にある拠点のおよそ7割で不正が発覚した形です。

三菱電機は、去年明らかになった製品の検査不正をきっかけに、弁護士などでつくる委員会が国内すべての拠点を対象に調査を行っていて、25日、新たな報告書を公表しました。
過去2回の報告書では、6つの拠点であわせて47件の不正が明らかになっていますが、今回、新たに15の拠点で101件の不正があったと指摘しました。
このうち、兵庫県の伊丹製作所では、遅くとも50年前の1972年ごろから、鉄道車両に使われる製品の振動試験を一部行わず、うその書類を作成して顧客に提出するなど19件の不正があったとしています。
関西の拠点では、このほか神戸製作所や姫路製作所、三田製作所などでも不正が確認されたということで、不正の大半は顧客から求められていた試験を一部で実施していなかったり、試験の書類にうその数値を記載するなどしていて、調査委員会は納期に間に合わせようとしたり、コストを下げようとしたりしたことが要因だと指摘しています。
三菱電機には国内に22の拠点があり、今回はこのうちのおよそ7割で不正が発覚した形です。
調査委員会には、これまでに調査が必要だという社内からの報告などがおよそ2300件寄せられ、これまでにおよそ8割にあたる1900件あまりの調査を終えたとしています。
委員会は残りの調査を続けて、さらに詳しい実態を明らかにする方針です。