苅田町で伝統の「獅子払い」 神職が地域を回って厄払い

苅田町では神職が獅子とともに地域の家々を回って厄をはらう師走の伝統行事、「獅子払い」が行われています。

「獅子払い」は、この1年の厄を払って新しい年を迎えようと、苅田町の宇原神社に伝わる師走の伝統行事です。

ことしも、今月2日から神職が獅子とともに地域を回っています。

6日は、JR苅田駅周辺の住宅や商店などを回り、神職が玄関先でおはらいをしたあと、獅子が舞を披露しました。

獅子は「邪悪なものをかみとる」と言われることから、「コロナ退散」と呼びかけながら、訪れた家の人の頭をかむ仕草をしていました。

夫婦で頭をかんでもらった女性は「夫は来年90歳になるが、それ以上に長生きしてもらいたいので、よかったです」と話していました。

また、訪問を受けた人たちは「新しい年が来るという気分になります」、「頭をかんでもらいすっとしました。いい年が来ると思います」などと話していました。

この「獅子払い」は、今月12日まで行われます。