英彦山でふだん見ることができない2庭園 特別公開 添田町
修験道の山として知られる添田町の英彦山で、ふだん見ることができない庭園が特別に公開されました。
英彦山の参道付近には国の名勝に指定されている7つの庭園があり、このうち4日は、ふだん立ち入ることができない「旧座主院御本坊庭園」と「旧座主院御下屋庭園」の2つの庭園が特別に公開され、事前に申し込んだ50人が見学しました。
福岡県文化振興課の正田実知彦主任技師が案内役を務め、江戸時代に造られたとされる「御下屋庭園」は、英彦山にある室町時代に造られた別の庭園を参考にしたとみられると説明し、参加者は庭の中に入って石の大きさなどを確認していました。
また、「御本坊庭園」では、▽安土桃山時代に造られたとみられることや、▽中央部に池を配し、大きさが2メートルを超える巨石を使うなど大胆で剛健な石組みが特徴だと説明していました。
参加した女性は「ふだんは入ることができないのでよかったです。感動しました」と話していました。