輪島市の群生地で早春の花「雪割り草」見頃
早春に花を咲かせる「雪割り草」が、輪島市の群生地で見ごろを迎え、訪れた人たちを楽しませています。
早春の時期に花を咲かせる「雪割り草」は、輪島市の花にも指定されていて、猿山岬は、国内有数の群生地として知られています。
広さ16ヘクタールあまりの群生地では、オオミスミソウやミスミソウといった雪割り草の仲間が白や淡い紫色のかれんな花をつけ、現在、見ごろを迎えています。
雪割り草が咲いている場所を囲むようにロープが張られた遊歩道があり、訪れた人たちは散策を楽しみながら途中で足を止め、花を写真におさめていました。
雪割り草の保護活動に取り組む輪島市によりますと、2月以降、気温が高めに推移したことから、ことしは例年より1週間ほど早く今月10日ごろに花が咲き始めたということです。
富山県から来た49歳の女性は「この群生地のことはSNSで知り、初めて訪れました。小さくてかわいらしい花がこれほどたくさん咲いていて、また来たいと思います」と話していました。
猿山岬の雪割り草の見ごろは、4月初めまで続くということです。