輪島市 能登の新酒の「利き酒」会

石川県の能登地方にある酒蔵が仕込んだことしの新酒の「利き酒」会が輪島市で開かれました。

能登地方にある2つの酒造組合は、酒造りの技術向上につなげようと3年前から合同で新酒の利き酒会を開いています。
輪島市の施設で開かれたことしの会には、11の酒蔵が仕込んだ吟醸酒や純米酒などあわせて60点あまりが出品されました。
金沢国税局の鑑定官や地元の杜氏ら14人が審査に当たり、香りをかいだり、口に含んだりして品質を確かめ、手元の用紙に評価を記入していました。
酒造組合によりますと、この冬は気温が低い日が多く発酵を安定して進められたことから、どの酒もおいしく仕上がっているということです。
また、新型コロナの影響が薄れて需要が高まることを見込んで、去年より生産量を増やした酒蔵もあるということです。
鳳珠酒造組合の櫻田博克理事長は「日本酒の需要は回復傾向です。観光客も戻り消費が拡大することを期待しています」と話していました。