アライグマの捕獲方法の講習会 小松市

アライグマによる被害を防ごうと、わなを使った捕獲方法などを学んでもらう講習会が小松市で開かれました。

講習会には農家や一般の市民などおよそ30人が参加しました。
はじめに生態について学び、「特定外来生物」のアライグマは、農作物を食い荒らしたり、屋根裏などに入り込んでふんや尿で家屋を汚したりすることから早期の発見と駆除が大切だと講師から説明を受けました。
続いて捕獲の方法を学び、金属製の箱に菓子などを入れ、アライグマをおびき寄せて捕らえる「箱わな」を設置する手順を確認していました。
アライグマは県内でも小松市や加賀市などを中心に多く生息していて、昨年度は49匹が捕獲されているということです。
アライグマの捕獲には資格が必要ですが、講習を受けた人は「捕獲従事者」として登録され、捕獲できるようになります。
県自然環境課の野上達也課長補佐は「見た目はかわいいが、人に危害を加えるおそれもあるので、一般の人は見かけても触ろうとせず、お住まいの市や町に連絡してほしい」と話していました。