七尾市 全小中学生の給食費を無償化
七尾市は、すべての小中学校の児童や生徒の給食費を無償化するなど、子育て支援の対策を盛り込んだ一般会計の総額で316億円あまりの新年度予算案をまとめました。
七尾市の令和5年度の当初予算案は、一般会計の総額が316億2000万円で、今年度と比べておよそ30億1000万円少なくなっています。
主な項目としては、市内にあるすべての小学校と中学校合わせて14校で児童や生徒の給食費を無償化する事業におよそ1億8600万円を計上しています。
七尾市では今年度、第3子以降の400人あまりを対象に給食費を無償化してきましたが、新年度は、すべての児童と生徒およそ3000人に拡充させます。
また、第2子以降の保育料を無料化する事業におよそ3700万円、こども園などに配備するおむつの無償提供事業に1500円あまりを盛り込んでいます。
このほか、交流人口の拡大を目指して、観光客も利用できる「健康増進センターアスロン」の大規模な改修事業に4億6000万円あまりを計上しています。
七尾市の茶谷義隆市長は「市民の声をできるだけ反映させて利便性を考えた予算となっている。インバウンドを見据えた交流人口の拡大を図る事業も盛り込んだ」と話しています。