特産の「宝達葛」づくり本格化 宝達志水町

宝達志水町で450年以上の歴史があるとされる特産の「宝達葛」づくりが本格化しています。

漢方薬として重宝されてきたという「宝達葛」は、450年以上の歴史があるとされ、いまは和菓子などにも使われています。
生産量はわずかになりましたが、宝達志水町の有志が伝統を受け継いでいこうとくずづくりを続けていて、年明けから本格的に作業を行っています。
「宝達葛」は、地元にある宝達山の伏流水に浸して根をやわらかくしたあと、足で踏んで汁を絞り出すという昔ながらの工程でつくられます。
絞り出した汁を繰り返しこして、2か月ほど自然乾燥させるということで、冷え込みが厳しくなるほど、きめが細かく品質のよいものが出来上がるということです。
作業にあたっている「宝達葛生産友の会」の佐藤勝治代表は「和菓子などもありますが、お湯で溶いて『くず湯』としても味わってみてほしいです」と話していました。
「宝達葛」づくりは2月下旬まで行われるということです。