中能登町 「どぶろく宣言」の日 新酒の品質をPR

どぶろくづくりに力を入れている石川県中能登町でことしの新酒が出来上がり、PRの催しが開かれました。

中能登町では、米を発酵させた濁り酒「どぶろく」づくりが江戸時代から続けられていて、8年前の平成26年に「どぶろく特区」の認定を受けました。
ことしも、農家が営むレストランや神社など5軒の新酒が出来上がり、地元の観光協会は12日、町内の道の駅でPRの催しを開きました。
はじめに観光協会の船木清崇会長が「中能登町のどぶろくは世界に誇る歴史遺産だ」などとする「どぶろく宣言」を読み上げました。
続いて生産者たちがことしの出来栄えを説明し、「特に上積みがおいしいので味わってほしい」とか、「甘口も辛口もあるので飲み比べてほしい」などと買い物客にアピールしました。
会場では、どぶろくを使ったプリンやどぶろくにつけ込んだイカなどの加工品も紹介され、訪れた人たちが興味深そうに試食していました。
観光協会では、ことしから12月12日を「どぶろく宣言」の日と決め、PRにいっそう力を入れていて、船木会長は「生産者をさらに増やし町を盛り上げていきたい」と話していました。