園児ら71人が病原性大腸菌O111に感染 集団感染か 鹿屋

鹿屋市の保育施設で、5日までに園児を含む71人が病原性大腸菌O111に感染していたことが分かりました。
県は、集団感染が発生した疑いがあるとして、感染経路を調べています。

県によりますと、先月25日、鹿屋市の保育施設に通う1歳の男の子が下痢や発熱などの症状を訴え、病院を受診しました。

その結果、男の子から病原性大腸菌O111が検出され、感染が判明したということです。

これを受けて、ほかの園児などが医療機関で検査したところ、感染が相次いで判明し、5日までに1歳から6歳の園児が61人、保護者や職員などが10人の合わせて71人が感染していることが分かりました。

県内ではことし、O111やO157など病原性大腸菌の発生が相次いでいて、これまでに119人と、最近で最も多かった平成24年の117人を上回るペースとなっています。

県は、集団感染が発生した疑いがあるとして、感染経路を調べるとともに、こまめに手を洗ったり、調理の際には食材を十分加熱したりするなど、予防を徹底するよう呼びかけています。