商業衛星搭載の「イプシロン」6号機 7日の打ち上げ延期

初めて商業衛星を搭載し7日に打ち上げられる予定だった「イプシロン」6号機について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、ロケットの飛行状況の確認に必要な条件が整わないため、打ち上げを延期すると発表しました。

「イプシロン」の6号機は、当初、7日午前9時47分に肝付町にある内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる予定でした。

しかし、JAXAは5日、オンラインで記者会見を開き、ロケットの飛行状況の確認に必要な条件が整わないため、打ち上げを延期すると発表しました。

JAXAによりますと、ロケットの飛行データを追跡するために用いる測位衛星との位置関係を解析した結果、ロケットの正確な位置を計測できない可能性が生じたということです。

JAXAによりますと、機体や設備などに問題はなく、新たな打ち上げ日は今月11日以降になる可能性が高いとしています。

「イプシロン」6号機には、福岡市の宇宙ベンチャー企業の2つの商業衛星を含む8つの衛星が塔載される予定で、「イプシロン」として初めての商業衛星の打ち上げの受注で、宇宙ビジネスの拡大につながるか注目されています。

JAXAの井元隆行プロジェクトマネージャは「台風が接近する中でもこれまでスケジュール通りに進めてきたため、機体の不具合ではない理由での延期に残念な思いもあるが、万全を期して対応していきたい」と話していました。