世界遺産へ 野生化猫の管理計画

世界自然遺産を目指す奄美大島や徳之島で、希少な生き物を襲う野生化した猫が問題となるなか、環境省は、県や地元自治体と連携して山の中から猫を捕獲し、譲渡先が見つからなかった場合、処分することなどを盛り込んだ計画を策定しました。

政府は、奄美大島や徳之島、それに沖縄県の一部の地域を世界自然遺産に登録するようユネスコに推薦していますが、国の特別天然記念物に指定されている「アマミノクロウサギ」などの希少な生き物が、野生化した猫に襲われるケースが相次いでいます。

こうした状況を受けて、環境省は野生化した猫の捕獲や処分など希少な生き物を守るための計画をこのほど策定しました。

計画によりますと、捕獲は環境省がわなを仕掛けるなどして捕らえ、捕獲した猫は、奄美市に整備された一時収容施設で飼育し、飼い主や譲渡先が見つからなかった個体は、処分するとしています。

奄美自然保護官事務所の岩本千鶴自然保護官は「山に入る猫がこれ以上増えないように県や地元自治体と連携して猫を適正に飼育するよう普及啓発に取り組みたい」と話しています。