「がん教育」考える研修会

日本人の2人に1人がかかるとされる「がん」について正しく知ってもらう「がん教育」のあり方を学ぶ研修会が開かれ、自らもがんを経験した専門家のアドバイスを受けながら教員たちが指導の方法について考えました。

研修会は、「がん教育」のモデル校に指定されている鹿児島市の鹿児島東高校で開かれ、県内の教員およそ40人が参加しました。
はじめに実際に行われた授業の様子を撮影した映像が流され、生徒たちが患者への接し方などについて意見を出し合う様子を見て学んだ後、参加者たちはグループごとにどのように「がん教育」を行うか意見を出し合いました。
研修会には自身もがんを経験し、全国でがん教育の指導を行う順天堂大学大学院の佐瀬一洋教授も参加し、参加した教員から年間の授業の中で「がん教育」に充てる時間を十分確保できないといった悩みの声があがったのに対し、佐瀬教授はほかの教科の教師と協力して複数の教科の時間でがんについて教えていくなどの工夫ができることをアドバイスしていました。
最後に話し合った内容の発表が行われ、まずは職員自身を対象に研修を行って知識を共有することが大切だとする意見や、実際に患者の体験を聞く機会を持って当事者の思いを踏まえた授業にしていく必要があるといった意見があがっていました。
参加した保健体育の男性教員は「これまでの授業では、『がんは生活習慣病の一種』といった説明しか出来ていませんでした。学校全体でがんについて触れる習慣を持っていくことが大切だと分かりました」と話していました。