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足立美術館で赤松のせんてい作業始まる
安来市にある足立美術館で、その美しさで知られている日本庭園の赤松のせんてい作業が、１８日から始まりました。
安来市にある足立美術館は、日本庭園が、アメリカの専門誌によるランキングで２１年連続１位に選ばれていて、その美しさで知られています。
広さ５万坪ほどの庭園には、およそ８００本の赤松が植えられていて、美しい景観を保つために毎年７月からせんてい作業が行われます。
夏の風物詩でもあるせんてい作業が１８日から始まり、美術館専属の庭師７人が作業にあたりました。
庭師たちは、赤松にはしごをかけて登り、せんていする場所を庭全体のバランスも考慮して見極め、枝をはさみで切り落としたり、古い松葉を手で摘み落としたりしていきました。
そして、仕上げに、竹製の短い手ぼうきで古い皮をはがして、木々を丁寧に整えていきました。
作業に携わる足立美術館庭園部の濱田友和 課長は、「手が入ると涼しい感じに仕上がり、幹をみがくことで赤松の赤みも出るので、そこをお客さんには見てもらいたい」と話していました。
赤松のせんてい作業は、９月下旬ごろまで行われることになっています。
07/18 11:13