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NHK松江放送局
出雲 日御碕地区 ９日ぶりにごみの回収作業
７月９日からの大雨で道路が崩落し孤立に近い状態が続く出雲市の日御碕地区で、９日ぶりにごみの回収作業が行われました。
出雲市大社町では大雨によって県道が崩落し、日御碕地区ではごみ収集車が入れず、７月８日を最後にごみの回収が出来ていませんでした。
これを受け、市は崩落現場の手前まで収集車を出動させ回収作業を行うことにし、地区では、住民たちが燃えるごみが入った袋を運び１か所に集めていました。
そして、市の職員や委託業者らがう回ルートを歩いてごみを運び出し、収集車に入れていきました。
大小あわせて３００袋ほどが回収されたということです。
住民たちは被災以来、ごみを増やさないよう魚を買う際は一匹丸ごとではなく切り身を買うようにしたり、臭いが漏れないよう袋を二重にするなど工夫を続けてきたということです。
地区にあるコミュニティーセンターの園山暢男センター長は、「夏場は生ごみの臭いが気になるので、皆喜んでいた。今後の見通しが早く立つといい」と話していました。
市では今後、週１回は燃えるごみを回収したいとしています。
出雲市環境施設課の江角健課長補佐は、「重いごみを歩いて運ぶため人手も必要で大変だと分かった。住民にはなるべくごみを少なくするようにしてほしい」と話していました。
【普通交付税繰り上げ交付】
７月の記録的な大雨で大きな被害が出ている出雲市に、普通交付税の一部１２億円余りが１８日、繰り上げて交付されることになりました。
普通交付税は、地方自治体の財源不足を補うため、国から年に４回に分けて交付されていて、災害で大きな被害を受けた場合は時期を繰り上げて交付されます。
総務省は、７月の記録的な大雨で大きな被害が出て、災害救助法が適用されている出雲市の資金繰りを円滑にして復旧を支援するため、ことし９月に交付する予定の普通交付税の一部１２億５８００万円を繰り上げて１８日交付することを決めました。
【弁護士会が無料の法律相談】
７月９日からの大雨を受け、島根県弁護士会は１７日から被害を受けた人やその家族などを対象に無料の法律相談を始めました。
平日の午前９時から正午まで、午後１時から午後５時まで電話で受け付け、その後、弁護士が電話やオンライン、対面での相談に応じるということです。
電話番号は０８５２−２１−３４５０で、相談の受け付けは８月末までとしています。
07/17 16:35