岐南町長の不信任決議案が否決 セクハラ行為の疑い

岐南町の小島英雄町長が複数の女性職員にセクハラ行為をしていた疑いがある問題で、22日に開かれた町議会の本会議に町長への不信任決議案が提出され、採決の結果、賛成が可決に必要な出席議員の4分の3を下回り、否決されました。

岐南町の小島英雄町長(73)はことし5月、「週刊文春」の電子版で複数の女性職員に対しセクハラをしていた疑いを報じられ、頭や手を触ったことは認めたものの、「スキンシップを取っていた」などと述べ、セクハラの認識はなかったと反論していました。
22日に開かれた定例町議会の本会議で一部の議員が「町は全国から辱めを受けた。行政トップの危機管理能力が欠如していれば町民が不利益を被る」などとして、小島町長に対する不信任決議案を提出しました。
これに対し、決議案に反対する議員は「公務に支障はきたしていない。第三者委員会の結論を待つと自身が決めている」などと述べました。
このあと、議長を含む10人で採決が行われ、不信任案は賛成7、反対3と賛成が可決に必要な出席議員の4分の3を下回り、否決されました。
小島町長は「結果は議会の皆さんの総意なので受け止める。職員のためを思ってやったことで、マスコミで騒がれることはやっていない。自分のしたことは心の中では間違っていないと思っている」などと述べました。
町はセクハラの疑いを調査する第三者委員会を設けていて、来年2月に報告書がまとまる予定です。

《賛成・反対の各議員は・・・》
小島町長を巡っては、ことし6月の議会で辞職勧告決議案が提出され、議長を除く9人中7人の賛成多数で可決されました。
この決議に強制力はなく、小島町長は「これまでの報道は一方的なもので私の意見が反映されておらず納得がいかない。辞職については町が設ける第三者委員会の結論によって検討したい。セクハラという認定があれば町長を辞職する」と述べ、町長を続ける考えを示していました。
不信任決議案に賛成した後藤友紀議員は「きょうの結果は驚いた。辞職勧告決議案も可決され、不信任案も過半数の議員が賛成している。議会の結論を重く受け止めて判断をしていただきたい」と話していました。
一方、6月の辞職勧告決議案に賛成し、今回は反対に回った木下美津子議員は、「町長が第三者委員会の結果を待って判断するとしているので、自分で結論を出すべきだ」と述べました。
そのうえで、不信任決議案が可決された場合、議会を解散して選挙になる可能性があることを念頭に「第三者委員会の調査費用も含めこれ以上、町民にとっての負担となるリスクは避けたいと思い、今回は反対しました」と述べました。