統一地方選前に障害がある人に投票の仕方教える講座 各務原市

4月の統一地方選挙を前に、各務原市で障害がある人に投票の仕方を教える講座が開かれました。

4月の統一地方選挙で各務原市では県議会議員選挙が行われる見通しです。
17日に市内の障害者が働く施設で開かれた講座には、施設の利用者16人が参加し、投票のバリアフリー化に取り組む大谷弘さんの話を聞きました。
息子が重度の知的障害だという大谷さんはまず、参加者に「選挙でみんなが選んだ人はみんなが暮らしやすくなるようにいろいろなことを話し合っています」として投票に行くよう呼びかけました。
さらにクイズを通して、字が書けなくても投票所の担当者に代筆してもらえることや市がホームページで公表している支援カードを印刷してどんな支援が必要かを書いて投票所に持って行くと円滑に投票できることなどを説明していました。
参加者のひとりは「自分たちが自立できるよう支援してくれる候補者に投票したい」と話していました。
大谷さんは「投票したいけれどハードルが高く難しいという人がたくさんいます。障害の有無にかかわらずより意見を表明しやすい社会にしていきたい」と話していました。