土岐市で工場火災 住宅や裏山に延焼 けが人などの情報なし

4日午後、岐阜県土岐市で工場の資材や建物などが燃える火事があり、火は付近の住宅数棟や工場の裏の山に燃え移って広がり、消火活動が続いています。
消防や警察によりますと、今のところこの火事によるけが人や逃げ遅れの情報は入っていないということです。

4日午後1時10分ごろ、岐阜県土岐市妻木町の山のふもとにある工場で「屋外にあるプラスチック製の板が燃えている」という通報が消防にありました。
NHKが通報から約20分後に撮影した映像では、火事の現場から黒煙が猛烈な勢いで吹き上がり工場の建物が燃えている様子も確認できます。
消防ではポンプ車など約10台で地上から、またヘリコプターも出して上空からも消火にあたっていますが、火は工場の建物から付近の住宅数棟と工場の裏手の山にも燃え移って広がり、消火活動は通報から5時間以上たった今も続いています。
警察によりますと、この工場では廃プラスチックを輸出用に粉砕していて、4日も従業員2人が作業していたということですが、出火後、すぐに避難してけがはありませんでした。
避難した従業員の話では、出火当時、工場にいたのは2人だけで、消防によりますと、付近の住宅の住民も避難していて、今のところこの火事によるけが人や逃げ遅れの情報は入っていないということです。
消防がさらなる延焼を防ぐとともに消火を急いでいます。