外国ルーツの園児たちに防災教室 可児市の保育園
日本で起きる地震などの災害について知ってもらおうと外国にルーツがある園児が多く通う岐阜県可児市の保育園で防災教室が開かれました。
9日はフィリピンやブラジルがルーツの4歳から6歳の園児約60人が通う可児市の「ハンズオブガッド今渡保育園」に地元の警察官などが出向き防災教室が開かれました。
この中で警察官は子どもたちに写真を見せながら地震や津波などがどのような災害なのかを話しました。
その上で、地震が起きた場合の対応についても説明し園児たちが避難訓練に臨みました。
警察官が「地震で揺れている」と告げると子どもたちは机の下に体を隠し、「地震が収まった」と言われると先生たちに誘導されながら外に避難していました。
このあと警察官はタガログ語やポルトガル語など5つの言語で災害への備えをまとめた岐阜県警制作の防災リーフレットを手渡し家族の人に災害について教えてあげてくださいと話していました。
可児警察署警備課の奥田康介課長は「トルコでも大きな地震が起こるなどいつどこで地震が起きるかわかりません。防災リーフレットは警察署や市役所に置いているので手にとってほしいです」と話していました。