川辺町 小学生が避難所の設置や運営について学ぶ
岐阜県川辺町の小学校で避難所の設置や運営について学ぶ訓練が行われました。
この訓練は学校のことをよく知っている子どもたちにも避難所の設置や運営に携わってもらおうと川辺町の川辺西小学校で行われました。
災害時の避難所に指定されている学校の体育館には5年生約40人が集まり、はじめに防災士から避難所の設置や運営に関する説明を受けました。
このあと子どもたちは新型コロナに対応するため簡易テントを組み立てたり、中にキャンプ用に長いすを入れたりして避難所を設置していました。
また避難者が息抜きできるよう小さな子ども用に絵本やおもちゃを用意したほか、高齢者など避難者が交流できるコーナーを設けていました。
このあと子どもたちは改善点などを話し合い、避難所の設置や運営にどのように関わることができるかについて考えていました。
5年生の男子児童は「災害が起きたらいまできることを考え、行動したり助けたりすることができたらいいと思います」と話していました。
指導にあたった日本防災士会岐阜県支部の岩井慶次支部長は「避難生活は災害をみんなで乗り越えていくという点では年齢は関係ないので、自分たちができることを考えていくことが大事だと思います」と話していました。