山から切り出した木を馬で運ぶ「馬搬」の見学会 古殿町

林業が盛んな町として知られる福島県古殿町で、山から切り出した木を馬で運ぶ「馬搬」の見学会が開かれました。

林業が盛んな古殿町では、昭和60年ごろまで山で切った大きな木を馬が運ぶ「馬搬」が行われていました。

この動物を使った運搬技術の「馬搬」について知ってもらおうと、地元の人や福島大学などでつくる「ふくしま馬搬ネット」が見学会を企画して、11日は県の内外からおよそ20人が集まりました。

はじめに、林業に従事する男性が直径30センチ、長さ20メートルほどのスギの木を伐採し、チェーンで馬とつないでいきました。

そして、かけ声とともに馬が歩きはじめると、訪れた人は重さ500キロほどにもなるスギの丸太を馬が力強くひいていく様子を写真におさめていました。

馬搬で運び出された丸太は、道の駅に設置するベンチやこども園のおもちゃなどに使われるということです。

東京から訪れた60代の男性は「馬の体の大きさや足の大きさに迫力があり、思っていた以上に力強く運ぶ姿に驚きました」と話していました。

「ふくしま馬搬ネット」の鈴木清彦副会長は「昔の人が残した動物と一緒に仕事をする技術を次の世代にも伝えられるよう今後も続けていきたいです」と話していました。