三春町の「滝桜」 観測史上最も早く開花
しだれた枝を彩る桜の花が滝のように見える福島県三春町の国の天然記念物「滝桜」が観測史上、最も早く開花しました。
三春町の「滝桜」は、高さが13メートルの「ベニシダレザクラ」の巨木で樹齢およそ1000年とされ、国の天然記念物に指定されています。
しだれた枝を彩る桜の花が滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれています。
このところの暖かな気候で開花時期が早まっていて、27日午後3時、坂本浩之町長は複数の花が咲いているのを確認し、開花を宣言しました。
3月27日の開花は昭和57年に観測を始めてから最も早く、滝桜を管理している町は、28日から有料で観覧を始めます。
夜間のライトアップも28日から始まります。
町によりますと、満開は今週末から来週始めにかけてで、4月上旬ごろまで花見を楽しめるということです。
坂本町長は「ことしは開花が早過ぎて準備が追いついていません。家族や知り合いとゆっくり花見を楽しんでもらいたいです」と話していました。