鏡石町で「ハウスいちご」の出荷がピーク

鏡石町では、ハウスで栽培されたいちごの出荷が行われています。

鏡石町では、いちごや桃などの果物が栽培されていて、13戸の農家がハウスでいちごを栽培しています。

このうち、須田完治さんのハウスでは、3月になり外の気温が高くなったことで、ハウス内の気温も28度前後まで上昇していちごの成熟が進み、出荷のピークを迎えています。

9日も、須田さんは家族3人で赤く色づいたいちごを丁寧に摘み取ってパックに詰めていました。

土にこだわって栽培している須田さんのいちごは、甘みと酸味のバランスがいいと評判で、ことしの生育も順調だということです。

その一方で、原油価格の高騰で燃料費がかさみ、資材価格の値上がりなどもあり、厳しい経営になっていて、1パックあたりのいちごの量を減らして値上げをしていないということです。

須田さんは「値上げをすると、買うことをためらう人もいるので、していません。おいしいいちごを食べてもらいたいです」と話していました。

須田さんのいちごの出荷は5月まで続き、主に地元で販売されるということです。