北塩原村の桧原湖と小野川湖 ワカサギ釣りが解禁

ワカサギ釣りの名所として知られる北塩原村の桧原湖と小野川湖で、今シーズンの釣りが1日、解禁され、大勢の人が楽しんでいます。

桧原湖と小野川湖のワカサギ釣りは、毎年11月1日からよくとし3月末までが解禁時期で県の内外から大勢の釣り人が訪れます。

解禁初日の1日、桧原湖では湖面に浮かぶドーム型の屋形船を使った釣りが行われ、釣り人は、船の床に開けられた穴から釣り糸を垂らしてさおを小刻みに上下に動かしてワカサギを誘っていました。

そして、竿先や手にあたりを感じると素早くさおを振り上げて釣り上げ、笑顔を見せていました。

桧原漁業協同組合によりますと、ことしのワカサギは比較的大きいものが多く、腕がいい釣り人は1日に500匹ほどを釣り上げるということです。

ワカサギ釣りは、地元の商店や民宿などで遊漁料を支払えば楽しめるということで、福島市から訪れた30代の男性は「きょうの釣果はいまひとつですが糸の太さやオモリ、それにエサを変えながらいかにして釣るかを考えるのが楽しいです」と話していました。

宇都宮市から家族で訪れた50代の女性は「ひたすら竿先に集中する釣りがいい。ワカサギのあたりが感じ取れるようになると楽しくてしかたがないです」と話していました。