林業分野に関心を 高校生がしいたけ生産工程見学 泉崎村
林業分野に関心を持ってもらおうと、泉崎村で高校生がしいたけの生産工程を見学しました。
この見学会は、新たに林業分野に就く人を増やそうと県が企画したもので、3日は、白河実業高校の1年生30人が、菌床栽培で年間400トン以上しいたけを生産している泉崎村の施設を訪れました。
生徒たちは、菌床に菌を付着させてからキノコの形になるまでの流れを学びました。
また、栽培を終えたあとの菌床を機械で砕いて再利用する工程も見学しました。
さらに、しいたけの収穫体験も行われ、生徒たちはカサや柄の部分が大きく育ったものを選んで収穫していました。
参加した女子生徒は「生産工程の多さを実際に見て、しいたけの生産者の大変さが分かりました」と話していました。
見学を受け入れた農事組合法人の天沼芳美代表理事は「林業はつらい、厳しい、というのではなく、楽しいということを伝えていくことが就農者を増やすために必要だと思います」と話していました。