道路崩落で孤立の15世帯に防災ヘリが食料届ける 西会津町

西会津町奥川地区の弥平四郎地区では地区の外と行き来できる唯一の県道が濁流で崩落して車が通れなくなり、15世帯19人が孤立状態となっています。

今回の記録的な大雨で、西会津町奥川地区の弥平四郎地区では、集落から4キロほど離れた場所で県道が増水した川にえぐられて崩れ、車での往来ができなくなっています。

県道は、地区の外と行き来できる唯一の道路で、15世帯19人が孤立状態となっています。

これを受けて、5日午後、県の消防防災ヘリが缶詰めなどの食料を地区に届けました。

地区に住む72歳の女性は「長年住んでいますがここまで雨が降ったのは初めてです。住民はほとんどが高齢で病院に行けないのが心配です。食べ物は配給された物資や米や味噌でしのぎます」と話していました。

西会津町の薄友喜町長は「こんなに被害が大きいとは思わず、一刻も早く車が通れるよう努めたい。住民の方にはもう少しの間我慢していただきたい」と話していました。