飯舘村 長泥地区の拠点区域外 来年春以降に段階的解除案

原発事故のため帰還困難区域となっている飯舘村の長泥地区のうち避難指示解除のめどが立っていない地域について、村は、堆肥の製造事業などの土地活用を進めたうえで、いわゆる「除染なき避難指示解除」の枠組みを使って来年春以降段階的に解除したいとする案を住民に示しました。

飯舘村の長泥地区は、全体の17%が先行して除染などを進める「特定復興再生拠点区域」に認定され来年春の避難指示解除を目指していますが、このほかの地域は解除の見通しが立っていません。

村は、19日、国とともに地区の今後に関する住民説明会を開き、拠点区域となっていない地域については、家畜のふんや汚泥で堆肥をつくる事業などを行って土地活用を進めたうえで、来年春以降段階的に避難指示を解除したいとする案を示しました。

国による除染が行われていなくても、自治体に土地活用の強い意向があれば、放射線量が下がり住民が帰還しないことなどを条件に避難指示を解除できる仕組みを活用するということです。

出席した60代の男性は、「国に全面的に除染してほしいが、『反対反対』と言っても前に進まないので、事故前の長泥よりも良くするために前に進んでいきたい」と話していました。