イオン 浪江町と双葉町で移動販売へ トヨタ・自治体と協定

近くにスーパーがなく買い物が不便なことが住民の帰還促進の支障になっていることから、流通大手「イオン」は、大手自動車メーカーや地元自治体と協定を結び、福島県浪江町と双葉町で来月10日から生鮮食料品などの移動販売を行うことになりました。

5年前に住民の帰還が始まった浪江町には、中心部にイオン系列のスーパーが1つありますが、来年春に避難指示が解除される予定の地域にはスーパーがなく、来月、事故後11年あまりたってようやく住民の帰還が始まる隣の双葉町にもスーパーなどはありません。

このためイオン東北は、トヨタ自動車や地元自治体と協定を結び、来月10日から、浪江町と双葉町で移動販売を行うことになりました。

浪江町で生産された水素を使った燃料電池車にイオン浪江で販売されている肉や野菜などの生鮮食料品や冷凍食品など500種類の商品を積んで、月曜から金曜まで、午前10時から午後4時にかけて浪江町8か所と双葉町2か所のあわせて10か所で順次販売を行うということです。

双葉町の伊澤史朗町長は、「帰還に向けた住民説明会でも買い物が大変だという住民からの声が聞かれていたので、今回の協定締結はありがたい。帰還する住民に不便をかけないよう、今後も取り組みを進めたい」と話していました。

移動販売が行われるのは、▼浪江町では、5年前に解除された高瀬地区、請戸地区、苅宿地区、立野地区、川添地区、上野原地区、棚塩地区、幾世橋地区の8か所です。

▼双葉町では、来月避難指示が解除される予定のJR双葉駅東口付近と、おととし避難指示が解除された双葉町産業交流センター前の2か所で販売が行われます。

浪江町と双葉町は、6月1日発行される町の広報誌で詳しい運行スケジュールなどを周知するとしています。