敦賀市 民謡伝える高校生が中学校で特別授業

民謡を伝える活動に取り組んでいる敦賀市の高校生たちが、15日中学校の特別授業に招かれ、地元で親しまれている曲や盆踊りを教えました。

特別授業は敦賀市の「角鹿小中学校」が地域について学ぶために開いたもので、中学2年の生徒約40人が参加しました。
講師を務めたのは去年から地元の民謡を伝える活動に取り組んでいる敦賀高校の生徒のグループ、「とても敦賀すきすき」です。
授業では、グループの代表の森野巧巳さんが50年あまり前にリリースされた「敦賀とてもすきすき」という曲を紹介しました。
この曲は歌手の水前寺清子さんが歌ったことで知られ、敦賀市では盆踊りの曲として親しまれてきました。
参加した生徒たちは振り付けを教わったあと、曲にあわせて盆踊りを練習しました。
参加した女子生徒は「久しぶりに盆踊りをしましたがとても楽しかったです。敦賀まつりなどの時には盆踊りに参加してみようと思います」と話していました。
グループの代表の森野さんは「大人になると敦賀を離れる人が多くなってきていますが、敦賀の文化への愛着が戻って来るきっかけになるように活動していきたいです」と話していました。