美浜町の沖合で遊漁船どうしが衝突 乗客1人死亡
15日夜、福井県美浜町の沖合で、イカ釣りの客を乗せた遊漁船どうしが衝突し、乗客のうち1人が死亡しました。
15日午後9時ごろ、美浜町にある早瀬漁港の沖合で、2隻の遊漁船、「新漁丸」と「SeaBravo」が衝突しました。
敦賀海上保安部によりますと、2つの船には計18人のイカ釣りの客が乗っていて、このうち「新漁丸」の乗客2人がけがをして病院に搬送されましたが、約3時間後に60代とみられる男性1人が死亡したことが確認されました。
もう1人は意識があり、命に別状はないということです。
事故当時、「新漁丸」は早瀬漁港から沖へ向かう途中、「SeaBravo」は釣りを終えて港に向かっていたところで、それぞれ船首の右側が壊れたり傷がついたりしていたということです。
現場の海域は波や風は穏やかで、視界も良好だったということで、敦賀海上保安部は双方の船長から話を聞くなどして事故のいきさつや原因を詳しく調べています。