敦賀市の新年度予算案は新幹線延伸を控え過去最大規模
北陸新幹線の延伸を来年春に控える中、敦賀市は駅前周辺の整備などに重点を置いた一般会計の総額で過去最大規模となる378億円あまりの新年度の当初予算案をまとめました。
敦賀市がまとめた新年度・令和5年度の当初予算案は、ことし4月に市長選挙を控えていることから、新規事業を抑える骨格予算としたものの、一般会計の総額は今年度を1.3パーセント上回る378億5917万円と過去最大の規模になりました。
来年春の北陸新幹線の延伸を見据えた事業が多く、敦賀駅東側の駅前広場の整備に4億円あまり、観光誘客につなげようと市内での新規出店や店舗を改修する事業者に費用の一部を支援する事業におよそ1億5400万円が盛り込まれています。
このほか、女性が妊娠した際の相談窓口の充実や妊娠・出産時の手当を円滑に支給する体制の整備など切れ目のない子育て支援事業に4500万円あまりも盛り込まれました。
会見で、敦賀市の渕上市長は「新幹線の開業を控え、敦賀市が旅の目的地となるよう準備を進めるほか、新幹線の開業効果が駅前だけではなく周辺の店舗などにも出るよう予算を振り分けた」と述べました。
敦賀市の新年度予算案は、22日に開会する市議会に提出されます。