江戸時代の宿場町の町並み残る若狭町「熊川宿」にひな人形
江戸時代の宿場町の町並みが残る若狭町の熊川宿では、桃の節句を前に、民家や飲食店などにひな人形が飾られています。
若狭町にある熊川宿は、江戸時代の宿場町の町並みが、国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定された観光名所です。
ひな人形の展示は、地元のまちづくりグループが、まちを歩きながらひな祭りを楽しんでもらおうと、4年前から始めました。
桜の小枝やのぼりを目印に、民家や飲食店など23か所でひな人形が飾られています。
これらのひな人形は、家庭で飾らなくなったものや、新しい家で置けなくなった人などから譲り受けたものもあります。
中には大きな7段飾りで、人形の着物などには京都の西陣織が使われた豪華なものもあります。
ひな人形の展示を企画した地元のまちづくりグループの代表宮本哲男さんは「街道沿いの家や店に飾っているひな人形を、冬の熊川宿のまち歩きと楽しんでほしい」と話していました。
ひな人形の展示は3月19日まで飾られます。